霊岩サーキットに残る”F1の足跡”を追う

ブランパンGTワールドチャレンジアジアの韓国ラウンドに向かったRacingDiary。


韓国インターナショナル・サーキット(通称:霊岩サーキット)は2010年から2013年までF1韓国グランプリを開催。


2013年の開催を最後に、F1は開催されなくなりましたが、今回の現地入り初日からF1グランプリの足跡を多数見かけました。


2013年のF1といえば、2.4LのV8エンジン最後の年。


パワーユニット導入前の2.4LのV8エンジンが懐かしく感じられるほど時間が経ちましたね。


あれから6年、未だ残り続ける『F1の足跡』とは一体何でしょうか。


早速見てみましょう。


スクーデリア・フェラーリのロゴが掲げられているピット。


ロゴは少し古いですね。


2019年8月2日といえば、ハンガロリンクで2019 F1ハンガリーGPが開催中ですが、ここはハンガリーではありません。


韓国の最高峰モータースポーツカテゴリー『スーパーレース』の車両が使用しているピットに掲げられていました。


当時のフェラーリドライバーはフェルナンド・アロンソとフェリペマッサ。


二人とも引退してしまいましたね。


これは懐かしい!!『ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス』です。


当時のドライバーはジェンソン・バトンにセルジオ・ペレス。



こちらはメルセデスAMGペトロナス。


ハミルトンがマクラーレンから移籍しての初めてのシーズン。


まだ最強ではないメルセデスF1でしたが、翌年から5シーズン、コンストラクターズタイトルを守り続けています。


今年のブランパンGTワールドチャレンジ・アジアではメルセデスAMG GT3を使用するクラフトバンブー・レーシングが使用。


『メルセデスの看板があるからメルセデスのカスタマーチームを配置しないと!!』


という配慮があったのかは不明です(汗)


ザウバーの名前もロゴもF1では見かけなくなりましたね。


ザウバーが使用していたピットはAudi Sport Asia Team TSRTのアウディR8 LMS GT3の2019年モデルが見えます。



当時のザウバーのエースはニコ・ヒュルケンベルグ。


そして新人のエステバン・グティエレスという布陣。


2013年のザウバーといえば、日本GPの時だけでしたが、佐藤公哉選手がリザーブドライバーとして帯同していたことが思い出されます。



さて、こちらはパドックにあるチームビルディング。


ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアやスーパートロフェオ・アジアに参戦するエントラントもお金を払えば借りることができます。


今回4-8ビルの1階をVSRが借りており、根本選手を含む4名のドライバーのオフィスとして、使用しておりました。


取材のために私も何度もお邪魔したのですが、上記の写真中央に何やら紙が貼っているのが見えますか?



こちらがTwitterでもかなり反響の多かった『6年前のザウバーF1チームのメディアスケジュール』です。


6年間張り出されたままのようで、ガラスと紙の間で虫が死んでいたり・・・


かなり色あせています。


なぜ貼られたままなのかは不明です。



大切なこと

『6年前のF1の看板が残ってるからおかしなサーキットだ!』


で終わらせたくないのできちんと説明したいのですが、ピットやパドックの設備は素晴らしいです。


広々としており、1台体制のエントラントにはこんな贅沢な使い方も!!


夜間でも明るく、作業をする上ではかなりいい環境です。


パドックも台数の多い国際レースをカバーする広さです。


そこはさすがグレード1のサーキットです。


唯一の難点は『飲み物の自動販売機すらない』ことです。


これはパドックもグランドスタンド側も等しく。


これは観戦者に優しくないと感じました。


(土日はグラスタ裏で飲食ブースが出店、パドックにもコーヒーショップが来ていましたが)


メディアセンターは電源の確保も安易。


F1に訪れる世界中のメディアに対応する広さを誇っているため、ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアでは広々と使えます(汗)


ブランパンGTではメディアシャトルバスも3台走っていたため、メディアの皆さんもご安心ください。


サーキット全体のお話はまた別記事でご紹介いたします。


まとめ

コースレイアウトの評価が高いのは現地に行ってより一層感じる通り。


実は高低差もあり、ハイスピードコーナーありで映像でも迫力があるサーキットです。


日本からも飛行機とバスですぐ行ける位置にあるのにも関わらず、ここでスーパーフォーミュラやスーパーGTが開催されていない理由がわからない


正直、そう感じました。


海運コンテナで車両や設備の移動をしてもタイよりも近く。


人の移動も、空港におりてからハイエースで数時間もかかるタイほど時間は掛らない。


宿もそんなに贅沢しなければ関係者分の確保もできなくはない筈。


それでも開催の検討などの話も聞こえないのは何故ですかね。


理由が政治情勢であれば残念ですし、二国間の国民感情の影響であればそれこそ、勿体無い話だと感じます。


『SUPERGTもSUPER FORMULAもスーパー耐久も全然やれると思いますよ』


という投げやりにも思える、本心からのコメントで本記事の締めとさせていただきたいと思います。



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