juju(野田樹潤)選手登場!! Formula U17 & Seniorを観に行った!!


juju(野田樹潤)選手

2019年6月8日、SUPERGT以来1ヶ月半ぶりの岡山国際サーキットは快晴。


朝8時25分という早朝からカメラを片手にコースサイドを歩いてみた。


SUPER F3 Race in OKAYAMAのサポートイベントとして『FORMULA UNDER 17 & SENIOR RACE(以下”アンダー17”と表記)』という名前のエキシビジョン走行が行われている。


その練習走行が8時25分だった。


17歳以下の普通自動車免許を取得できない年齢の選手がフォーミュラカーでの経験を積める場として年4回ほど開催されているアンダー17。


また、SENIORとある通り、40歳以上のジェントルマンも参加が可能だ。


ジェントルマンにも人気がある旧型F3などのフォーミュラーマシンはツーリングカーに比べ、模擬レースなどはほとんど開催されない。


「中古でF3を買ったけど、スポーツ走行だけじゃなくレースも走ってみたい」というジェントルマンの需要に答えた形のようだ。


今回17歳以下は2名、シニアは3名がエントリーしている。


予選順にグリッドが決まるが、JAFの公認競技ではないため「予選」を「タイムアタック」、「決勝レース」を「エキシビジョンレース」と表記せざる負えない。


ただ、利点もあって公認レースでないが故に独自のレギュレーションを主催者が設定できる。


”アンダー17”の主催は岡山国際サーキット、そしてNODAレーシングアカデミーだ。


参加資格は単純だ、OIRS(岡山国際サーキットレーシングスクール)を修了すれば参加資格が得られる。


さて、注目選手の話に入る前にこれだけは書いておきたい。


コアなレースファンに向けた内容故に、あまりレースのことはよくわからないという方は読み飛ばしても大丈夫です。



コアなレースファンに向けた前置き『U17について』

juju(野田樹潤)選手

さて、一部でアンダー17に対し批判をしている人がいる。


「jujuだけF312Nって新しめのF3じゃないか、そんなのと化石のようなF3とスーパーFJを走らせて『優勝しました!!』ってなんなん?」というものだ。


Juju選手はダラーラ・F312Nという2012年のFormula3シャーシだ。


シニアのドライバーが、持ち込んだダラーラ・F308は2008年のFormula3シャーシ。


そして、Juju選手を除くNODAレーシングのドライバーがSuper-FJというF3よりも2ランク下の規格で走っている。


わかりやすく自転車のレース例えると、「折り畳み自転車が2台、ママチャリが2台、そしてjuju選手はロードバイクでレース参加」という状況だ。


「車両規格が違いすぎるのだから勝って当たり前だろ」というのが彼らの言い分だ。


だが、落ち着いて考えてほしい。


もちろん、レギュレーション違反をして勝ったのであれば注意されるべきだが、『アンダー17はF312NでもKKSでも参加は問題はない』のだ。


もっと言ってしまえば、JAFの公認レースではない”エキシビジョン”


”S耐クラシック”や”ヒストリックF1”と同様の”走行イベント”であって格式高いものではないのだ


チューニングショップが主催する走行会や模擬レースとなんら変わりはないのだ。


故に、”13歳や15歳がフォーミュラカーでレース体験”ができる。


将来的にJAFなどの四輪モータースポーツ統括団体の公認レースに出場する前に、F3やF4、Super-FJに親しんでおくくことは、レーシングドライバーとしてのステップアップの近道になる。


F1ドライバーで17歳からデビューしたマックス・フェルスタッペンがいる。


彼も2014年、16歳の時にフェラーリ・ドライバー・アカデミー主催の『フロリダ・ウィンター・シリーズ』で四輪レースデビューし、12戦中2勝を挙げシリーズ3位の相当の成績を残し、ヨーロッパF3参戦の足がかりとしたのだ。


それら海外の有力選手のステップアップルートを見るに、レーシングカートも大切だが、早期のフォーミュラ経験がのちに活きてくるものだと筆者は思うのだ。



それを踏まえた上で、このFORMULA UNDER 17 & SENIOR RACEの注目ドライバー『juju選手』に触れよう





Juju(野田樹潤)選手

juju(野田樹潤)選手

Juju(野田樹潤)選手は2006年生まれ。


父である、元レーシングドライバーの野田英樹氏の英才教育を受けて9歳の頃にはFIA-F4に乗っている、まさにNODAレーシングの秘蔵っ子だ。


プロフィールはさておき、RacingDiaryは今回初めてコースサイドからjuju選手の走りを見ることができた。


juju(野田樹潤)選手

写真はタイムアタックも周回を重ねるjuju選手。


コースサイドから見るダラーラ・F312Nに13歳が乗っているということを考えれば感慨深いですが、外観からは13歳らしさは微塵も感じない。



juju(野田樹潤)選手

ヘアピンコーナーやWヘアピンと呼ばれるレッドマンコーナーとホップスコーナーの動きを眺めるも不安定さは感じられなかった。


TVや写真でしか、観たことない方には一度現地での観戦をオススメしたい


エキシビジョンとはいえ、F3マシンを13歳が完全にコントロールできているのを見ると、2stレーシングカートでスピンを繰り返す自分の練習不足を情けなく感じる。


『たかがエキシビジョン、されどF3』だ。


juju選手の敵は他の参加者ではない、自分自身なのだ。





スターティンググリッド

juju(野田樹潤)選手

エキシビジョンレースのグリッドでもファン対応は忘れない。


大勢の人に観られている、写真を撮られている、映像も撮られている事に対してのプレッシャーは内容だ。


非常にリラックスしている。


juju(野田樹潤)選手

リラックスしてるとはいえ、監督であり、父親の野田英樹氏から指示が飛ぶ。


その際の眼差しは真剣そのもの。


juju(野田樹潤)選手

こちらの写真を抑えた際、サーキットクイーンさんの後ろに見覚えのある人物とその家族を見つけた。


juju(野田樹潤)選手

2019年の全日本F3選手権のランキングトップを独走する19歳のフランス人 サッシャ・フェネストラズだ。


F3予選を終えたばかりの彼もアンダー17が気になるよう。


フェネストラズはすでに、来季はGT500、スーパーフォーミュラへのステップアップが現実的だと耳にするように、今一番ノリに乗った若手ドライバーだ。


juju選手とサッシャ・フェネストラズ選手。


いつか、どこかのカテゴリーで戦うライバルとなるのだろうか・・・





シャンパンファイト

juju(野田樹潤)選手

エキシビジョンレース内容や結果は他媒体で報じられている通り、スタート失敗からの全車追い抜きというミッションをやり遂げたjuju選手の優勝だった。


「いつもポールスタートだからオーバーテイクとか危なそう」


という一部の批判の声を封じる走りを見せた結果だ。






会見

juju(野田樹潤)選手

エキシビジョンレースとはいえ、13歳のフォーミュラ参戦は注目を浴びる。


ご覧の通り、mikiHOUSETポイントがjuju選手をスポンサード。


もちろん、自身を宣伝媒体としてレースを走りきるだけが仕事ではない、レース後のインタビューやメディア対応もjuju選手の仕事だ。


映像媒体の取材もあったため、言葉を選びつつもレース内容を順序立てて振り返る姿に筆者は”プロフェッショナル”という言葉が浮かんだ。


映像は紙媒体やネット記事と違い、編集限界が低い。


紙媒体やネット記事は考えながらゆっくりと話しても問題ないが、映像は尺(映像の長さ)も考えなければならない。


そう、juju選手がFORMULA UNDER 17 & SENIOR RACEを通じて得られるスキルはドライビングだけではないのだ。


メディアへの対応、ファンサービスなども”実戦”を通して学んでいるのだ。






まとめ

juju(野田樹潤)選手

FORMULA UNDER 17 & SENIOR RACEは今シーズンで終了との噂も聞こえる。


そんな中、現地で見届けることができたのはいい経験だった。


FORMULA UNDER 17 & SENIOR RACE、シニアにとっては楽しむ場であり、戦いの場であったりする。


アンダー17のドライバーにとっては学びの場であり、戦いの場であり、仕事の場所だった。


来シーズンは海外でのレースを活動の主体とする予定のjuju選手。


気軽にレースを見れる機会ももしかしたら残り少ないのかもしれない。


一度はこの目で観ておきたいという人は、是非年内の残り2戦をチェックしてみてください。




ALL Photo & Text BY Racing Diary

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