S耐TVのピットレポーター”MC平田”とは?独占インタビュー!!

ピレリ・スーパー耐久シリーズのオフィシャルメディアであるS耐TV。


スーパー耐久というレースシリーズを語る上で欠かせない存在となりつつあるこのS耐TVにおいて、”気になる存在”がいました。


それはピットレポーターを務める”MC平田”氏。


ネットで検索しても所属事務所も出てこなければWikipediaも存在しない、「知ってる人は知っている」という、この人物に迫るべく、RacingDiary編集部はMC平田氏の独占インタビューを実施。


年末の押し迫る師走に、京都まで向かいました。




RacingDiary編集部(以下:編)『そもそも何故”MC”をやっているのか、きっかけを教えていただきたいです』


MC平田「まず私は芸人さんでもアナウンサーさんでもなく、レース業界関係者でもありませんでした。父親もクルマ好きという家庭に育ち、私も自動車オタク、レース好きになりました。鈴鹿サーキットなどへは本当に小さな頃から親に連れて行ってもらって、高校生になったら今度は1人で電車でレースを見に行って、免許を取ったら自分の運転でレースを見に行って・・・というレースファンですね。 1台目のクルマがホンダのビートだったんですが、そのビートでいろんなところに出かけたり、オーナーズクラブに入ってイベントに参加したりして・・・そんな中、参加したあるオフ会でじゃんけん大会をやったんですが、そのじゃんけん大会の仕切り役を努めたのがMCの原点です。


更に、三十歳くらいの頃、とある草ジムカーナ大会に参加していた時に、「平田くん喋ってみるかい?」と声をかけてもらい場内実況で喋る機会ができました。 もちろん、当時はギャラなどはなく、打ち上げの食事代をご馳走になるという感じでした。実況を務める大会には自分もエントリーしてる大会もあったので、自分の出走タイミングのときだけ、実況無し、もしくは僕の知り合いが代わりに喋ったりといった感じでした。なので、実は2000年代から「あなたのお耳の騒音公害」とか「音速の漫才師」とか呼ばれているんですよ!!


場内実況が、ずっと続いていた中で「うちのイベントでも喋ってくれへん?」というお誘いをいただいたり、サーキットで喋っているプロの実況アナウンサーさんの代役を務めたりし始めたのが5~6年前ですね。 岡山国際サーキットさんとセントラルサーキットさん、タカスサーキットさんなどの関西のサーキットで今でもお世話になっています」




編『平田さんが何故”S耐TV”に出ているのか、そのきっかけをお伺いしたいです』


MC平田「2018年にスーパー耐久 富士24時間レースが開催されるにあたって、岡山国際サーキットの方から「S耐TVさんのお仕事あるのですが、平田さんどうですか?」とお誘い頂いたのがきっかけでした。先ほどもお話しした通り、私は芸人さんでもアナウンサーさんでもなく、タレント事務所に所属しているわけではないので、『MC平田』のプロフィールは「知ってる人の口伝て」以外では広まらない状況でした。岡山国際サーキットの方から紹介を受けたスーパー耐久事務局さんからすると「MC平田って誰だ?!」といった感じだったと思うんですが(汗)


S耐TV初出演となった2018年の富士24時間レースでは、土曜と日曜の決勝二日間、ピットレポーターとして出させて頂きました。レース後に「次回からも来られるのであれば是非」というお話をいただいたのですが、富士以降に開催される3戦のうち2戦は既にお仕事を受けていた別のイベントとスケジュールが被っていたので行けず、2018年の最終戦の岡山で2度目の出演となりました。


そこで「来年から正式にピットレポーターとしてやりませんか?」というお話を頂き、2019年は全戦でピットレポーターをやらせて頂きました。岡山国際サーキットさんで喋りの仕事をさせて頂いて、それがきっかけで岡山国際サーキットさんから紹介頂いてというのがあるので、今S耐TVでピットレポートをやらせて頂いているのは人の繋がりのおかげですね。”MC平田”の喋りを見てる方、聴いてる方からのご支援の賜物だと思ってます。」




編『ピットレポート初現場が24時間レースとは大変だったとは・・・やってみていかがでしたか?』


MC平田「初のピットレポートは右も左もわからなかったので、振り返れば”一生懸命だった”という記憶しかないんです。レースが好きだったのでスーパー耐久もファンとして見てましたが、当初はチームスタッフさんやアマチュアドライバーさんとか、プロドライバーさん以外の顔と名前が一致しませんでした。なので、ピットレポートの際には1人S耐TVのスタッフさんについて来て頂いて、レース状況に合わせて、話を聞きに行くべきピットを「次あのピット、その次はこっちのピット」という風に教えて頂きながらやっていたら、24時間はあっという間に過ぎていきました。


当初はまさに「何をするのかがわからない」「言われるがまま」やっていましたが、ゴールも近づいた2日目の午後から徐々に「ピットレポーターってこんな感じか!!」というのがわかってきて・・・ ドライバーさんにインタビューとか、自分からできそうなことを自分からやってみたりもしました。


これは裏話になるのですが、2018年が結婚10周年だったんです。私の夢の1つで『世界3大レースを見に行く」というものがありまして、2008年の新婚旅行の際はF1モナコグランプリに行きました。


そして2018年は結婚10周年なので、インディ500を見に行ったんです。感のいい方はお気付きかと思いますが・・・2018年のインディ500決勝レースは5月28日に開催され、富士24時間レースは6月2日に決勝がスタートします。


なので、S耐TVの初仕事で富士スピードウェイ入りする2日前に日本に帰国、時差ぼけで眠れないままサーキット入りしました。決勝中もホテルを用意して頂いていたんですが、眠ろうにも眠れず、2~3時間の休憩でまたサーキットに戻ったりしました。なので、振り返れば『一生懸命だった』という記憶しかないんです・・・時差ぼけで頭がぼけーっとしていたこともあって(汗)」




自身もドライブするナビックのデモカーのS660と。

編『レースにも出ておられますが、どんなレースに参戦していたのですか?』


MC平田「20歳で初めてサーキットを走って、そこからずっと軽自動車でレースしています。ランニングコストが安いのと、自分で扱えるのが理由です。セントラル・サーキットの耐久レースに出たりとか、ツインリンクもてぎのJoy耐などでたまに普通車にも乗りましたが、基本は軽自動車の草レースです。ランニングや草野球と同じスポーツとしてレースをやっている感覚ですので、長く続けたいこともあって軽自動車でレースしています。」




編『2019年の富士24時間レースではS耐TVのピットレポーターも務めつつ、J'S RACINGからST-5クラスのフィットのドライバーとして参戦しましたが、コース上から見るスーパー耐久の景色はどうでしたか?』


MC平田「決勝で乗ったのは夜が明けた2日目の午前中の1スティントでした。横からST-Xクラスの車に抜かれる際には風圧で飛ばされそうな感覚だったりしましたが、それまでの耐久レースの経験もあったので速い車に譲る、譲られる、ということに関しては想像より大変ではなかったです。耐久レースのマナーと言うか・・・ご迷惑をおかけするような走りはなかったかなと思います。


なにより、草レースを20年続けてきたので、死ぬまでにスーパー耐久に参戦してみたいという夢があったので、その夢がかなったということが嬉しかったですね。


そして、ピットレポーターをやらせていただいてて、当然運営側ではあるんですが、スーパー耐久を走らせていただいて、本当の意味で「ピレリスーパー耐久シリーズ」という「仲間」「家族」の中に入れてもらえたのかなと感じてます、それがとにかく嬉しかったですね。」



編『仲間に入れてもらえた、”家族”の中に入れてもらえたという感想は予想してませんでした・・・』


MC平田「ピットレポーターをフルシーズンで務めるのも初めてで、そんな中でもドライバーさん、チームの方に少しずつ”MC平田”を認識してくださってはいました。ただ富士24時間レースで出走して以降、第4戦からはドライバーさんやエントラントさんからお声がけ頂いたり距離を縮めて頂けたり・・・、みなさんとの距離感がぐっと縮まったのではないかと感じています」



編『2020年の”MC平田”としての意気込み等ありますか?』


MC平田「引き続き、S耐TVのピットレポーターは担当させて頂き、他にも全国のサーキットで実況を努めます。レース好き、自動車好きとしては今後もレース、そして自動車にお仕事でも関わっていきたいです。そして『モータースポーツをメジャースポーツにしたい』という長年抱き続けている強い思いもあります。モータースポーツをメジャースポーツにする一助となるために2020年も活動ができればと思います。


S耐TVでは数野さん、福山さん、そして桑山さんと一緒に、視聴者の皆さんへ、わかりやすく、スポーツ観戦として楽しくて、なおかつお祭り要素もあって・・・そして、僕らしい伝え方ができればと考えておりますので、2020年もよろしくお願い致します!!」



Photo:Takahiro Kawano(RacingDiary)

Interviewer:Takahiro Kawano(RacingDiary)

取材協力:ナビック

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