チーム和歌山 HOJUST RACINGのランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ EVOに同乗!! 620馬力の猛牛を全身で感じた!!


2019年1月18日(土曜日)、RacingDiary編集部員は雪の降る中、「4時間のおもいっきり走行会」が開催されている富士スピードウェイに訪れました。


翌日19日に『2020 新春思いっきり7耐』が開催されるということもあり、パドックは翌日に向けた練習走行を兼ねて走行会に参加するエントラントで賑わっていました。



走行会にはSUPERGTやスーパー耐久、TCR Japanなどのエントラントも集結。


そんな中、私が訪れたのは2019年のランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアのプロ・アマクラスで落合俊之選手とアフィック・ヤジド選手がクラスタイトルを獲得した38号車、チーム和歌山 HOJUST RACINGさんのピット。


実は、チーム和歌山 HOJUST RACINGさんのご厚意で、松本武士選手がドライブするランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ・EVOに私も同乗させていただけることになったのです!!


なかなかできない貴重な経験ですので、さっそくレポート致します!!




ランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ EVOとは

ランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ・EVOという車両は、ランボルギーニのモータースポーツ部門”スクアドラ・コルセ”が主催するワンメイクレースシリーズ「ランボルギーニ・スーパートロフェオ」用の車両です。


富士スピードウェイにおけるコースレコードは、2019年の予選でマッシミリアーノ・ワイザー(イタリア)が記録した1'41.520。


ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアのGT3クラスのコースレコードは2019年にメルセデスAMG GT3が記録した1'40.510となっており、GT3と車の性質こそ大きく違いますが、タイムは近いワンメイクレース車両です。


エンジンは620馬力を出力するV型10気筒5.2リッター自然吸気エンジン、Xトラック製6速シーケンシャルミッションを搭載し、カスタマー向けに約3200万円(車両価格)で販売されています。


サウンドもGT3より過激なこの車両に乗り込むために、私は生まれて初めてHANSを装着、今回の同乗走行のためにスーパートロフェオ・EVOに取り付けられたナビ・シートに腰をおろします。



松本武士選手*走行前に撮影

今回の同乗走行でドライバーを務めて下さったのは2018年シーズンまで落合選手のチームメイトとしてチーム和歌山 HOJUST RACINGの38号車をドライブ、2019年のTCR Japanのサンデーシリーズチャンピオンであり、2019年のスーパー耐久 ST-TCRクラスでもタイトルを獲得した松本武士選手!!




いざ、コースへ

ナビシートの視点*走行前に撮影

富士スピードウェイはピットロードの出口から1コーナーまでそこまで距離はありませんので、「Gを感じるのはコカ・コーラ・コーナーの侵入のブレーキングかなー」なんて予想を立てたところで走行スタート。そんな予想はすぐに崩れ去ります。


ピットロードを出て、1コーナーまでの短い距離の中、松本選手がアクセルを少し踏み込むと即座に後方への加速Gが私の体を襲います。


「え、ここまでGを感じるの?スピードはそんなに出ていないはずなのに?」という驚き。


さらに1コーナーの侵入のブレーキング、今度はよ強力に全身がフロントに持っていかれます。


もちろん、これはアウトラップです。


2コーナー手前からアクセルを踏み込み、アウディスポーツの看板を越え、コカ・コーラ・コーナーの手前(外側のゼブラにかかりそうなところ)でブレーキング。


体が右前方に持っていかれたかと思ったらすぐに左後方にGがかかります。


そして、サーキット走行経験が皆無ということもあり、アドバンコーナーで他車(チューニングカー)を抜きにかかる際、外から見たら十分な距離をとっているだろうにも関わらずナビシートからは「近い!近い!」と感じてしまうほど。


遥か以前、教習所で車を初めて運転したときの距離感覚が少し蘇ってきました。



300Rを駆け抜けて、ダンロップコーナーへ。同乗走行前にダンロップコーナーの内側から走行するスーパートロフェオ・EVOを見ていたのでブレーキングポイントなどは頭ではわかっていましたが、いざ車の中からだと「雪降ってるし、ここで踏むかな?・・・あれ・・・まだ踏まない?・・・あ、ここまで行っちゃう?!」という驚き。


シケインではゼブラに乗って車両が小刻みな揺れを発します。


ただ、雪の降る難しいコンデションの中、松本選手のコントロールは素晴らしく、ゼブラに乗って少しリアが滑っても不安や恐怖感を感じることはありませんでした。



3周の同乗走行の中、以前SUPERGTのGT300クラスに参戦したアウディR8 LMS GT3(2012年型)を2コーナーの外側から抜いたときには「スーパートロフェオがGT3をかわした~!!」という謎の感動も!!



ピットに戻り、興奮状態が収まるとズドンと疲労感が全身を襲いました。


頭ではこのクルマがどれぐらいのタイムで走り、どこでブレーキを踏んで、どんなラインを走るのかを理解していても、レーシングスピードで走るクルマの中ではそれらの予備知識が吹っ飛んでしまうほどの情報が全身を通じて入ってくるという、見るだけでは感じることができない経験をすることができました。


10年以上、モータースポーツを観るだけだった私にとって、忘れられない経験となりました。


改めて、今回の同乗走行にお誘い下さいましたチーム和歌山 HOJUST RACINGの皆様に心から御礼申し上げます。



Text:Takahiro Kawano

Photo:RacingDiary編集部

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