ドバイ24時間参戦 フランスのコンストラクターが手がけるオリジナルGTカー『Vortex Light V8』とは?


毎年1月の第2週に開催される『ドバイ24時間レース』には2020年も『GTX』というクラスが設定されており、GT3とGT4、そして台数が多く独立し『991クラス』となったポルシェのカップカー『Porsche 991-II Cup』を除く全てのGTカーが参戦します。


ランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ EVOやLotus Exige V6 Cup Rなどのワンメイクレースのカップカーやサーキット専用モデルに加え、MARCカーズ・オーストラリアがバサースト12時間参戦に向けて独自の改造を施したフォード・マスタングベースのGTカー『MARC II V8』や、QSRレーシングがメルセデスAMG GT4に独自の空力パーツを装着し、エンジンパワーもアップ、ブレーキにも独自の改良を施し『Mercedes-AMG GTX』を名乗る車両など、中々興味深い車がエントリーしているクラスです。




外見からして"ヤベーやつ"『Vortex Light V8』

そんなGTXクラスの中でも、『VORTEX』が持ち込む『Vortex Light V8』は見た目から独創的でユニークです。


『Vortex Light V8』はフランスのレーシングカーコンストラクター『VORTEX』が製造するレーシングカー。


フランス自動車連盟の認証を受けたパイプフレームに最大450馬力を発するシボレーコルベットの6.2リッターV8エンジンをミッドシップに搭載。



シャーシ寸法:長さ4506 mm x幅1983 mm x高さ1212 mm

ホイールベース:2,631 mm

重量:1050kg



足回りはオーリンズのTTX36 2ウェイアジャスター付きショックアブソーバーを装着。


ブレーキはAPレーシング6POTキャリパーを前後に搭載。


18インチ鍛造アルミホイールはフロントが+10、リアが+12というオフセット。


6速ギヤボックスの操作にはパドルシフトを採用し、ABSおよびTCSも搭載している真っ当なレーシングカーだ。


実績だが、2019年シーズンに20の耐久レースに参戦し、機械的トラブルでのリタイアがないということで『市場で最も信頼性が高く、高速で経済的なGT』を売り言葉にしている。


参考タイムとして4つのサーキットのタイムが公開されているが、ディジョン1'22、ポールリカール2'10、レデノン1'24、マニクール1'42と、想像より速い車両であることが伺える。



Vortexでは車両販売やレンタカーのほかにも、自チームでヨーロッパを中心とした耐久レースに参戦しており、その中でアマチュアに向けて参戦パッケージの販売、今回のドバイ24時間レースでもフランスのアマチュアが4名でシェアする形で参戦が実現している。


ヨーロッパではGT3やGT4、TCRなどのあり物の車両を買って、メンテナンスだけ行うと言うイメージをお持ちの方もおられるかもしれませんが、Vortexのような面白いレーシングカーを開発するコンストラクターがある他、GT4車両を『値段の割に遅い』と言って独自解釈のFIA-GT2らしき車両に改造するガレージなど、まだまだ小規模レーシングカー開発の点でも興味深いポイントは多いため、今後定期的に紹介出来ればと思います。



Photo:VORTEX SAS

Text:RacingDairy編集部

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