ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア それぞれの最終戦③ チーム和歌山 Hojust RacingのRace2


2019年10月25日午後3時5分、ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア 2019の最終戦 レース2がスペイン アンダルシア州のヘレス・サーキットで開催されました。


日本から参戦している”チーム和歌山 HOJUST RACING”は午前中に開催されたレース1で既にランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアのプロアマクラスのチャンピオンを獲得。


レース2は翌日26日から開催される『ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ワールドファイナル』の準備も兼ねてはいるものの、レース1に引き続きプロアマクラス優勝を目標にレースに挑みました。


アジアシリーズの最終戦はUSAシリーズとの混走で行われ、レース2ではUSAシリーズが先行してスタート。


USAシリーズスタートから40秒後、アジアシリーズのスタートが切られました。


アジアシリーズ総合3番手、プロアマクラス首位からのスタートとなったチーム和歌山 HOJUST RACING。


レース2でスタートを担当するアフィック・ヤジッド選手(マレーシア)が1周目の1コーナーの出口でプロクラスのエヴァン・チェン選手(Gama Racing/台湾)のインに入り総合2番手に順位を上げます。


プロアマクラスで勝利するためにアフィック選手の使命は『落合選手に交代するまでにライバルのVSR 266号車に対し大きなギャップを築く』こと。


266号車のスタートドライバーはアマチュアのアレックス・アウ選手(香港)ですので、ミニマムの周回数でプロドライバーの根本悠生選手に交代することが予想されました。


アフィック選手は2周目にアジアシリーズのファステストラップ1’42.974を記録。


5周目にUSAシリーズの下位車両に引っかかり50秒台まで落ちた結果、6周目にプロクラスの268号車 エヴァン・チェン選手(Gama Racing)にかわされ、アジア総合3位に戻ります。


ただ、あくまで狙いは『プロアマクラスの優勝』ですので、無理に268号車を追うことはせず、アフィック選手は44秒から45秒でラップを続けます。


レーススタートから20分が経過し、ピットレーンオープンとなるとライバルの266号車アレックス・アウ選手がピットイン。


266号車はレースの3分の2をプロである根本悠生選手がドライブし、ギャップを縮めていくという作戦です。


対するHOJUST RACINGもギャップを伸ばす、保つためにピットレーンクローズのギリギリまでプロドライバーのアフィック選手がドライブを続けます。




ピットストップ

ランボルギーニ・スーパートロフェオのレースではピットストップの最低時間がサーキットごとに決められており、ヘレスではストップタイムが60秒(ピットレーン通過時間も含め84秒)と規定されています。


ドライバー交代のない1人参戦が認められているアマクラスやLB CUPクラスでも60秒間はピットストップしなければなりません。


最低ストップ時間を設定することでチーム間で差が起きないようにしているものですが、各チーム、コンマ1秒を争うモータースポーツですので規定時間ギリギリを攻めてピットアウトします。


HOJUST RACINGもアフィック選手から落合俊之選手にドライバー交代を済ませピットアウト。


しかし、ピットストップタイムギリギリを狙った結果、約0.3秒早く出てしまい、レース中にHOJUST RACINGの238号車に0.7秒レース結果に加算ペナルティがかけられましたが、レース結果には大きな影響は出ません。



アマチュア最速ペースも・・・

落合選手はアマチュアドライバーの中ではもっとも速い46秒台から47秒前半でラップを続けます。


対する266号車、プロドライバーの根本悠生選手は44秒前半、レース終盤にペースが落ちるも45秒台を継続し、HOJUST RACING 238号車の背後に迫ります。


1ラップで2秒も差があるとなるとブロックでどうにかできる範囲でもなく、6コーナーで交されHOJUST RACING 238号車はプロアマクラス2位にポジションダウン。


プロアマクラス首位は266号車のままチェッカーが振られ、238号車はアジアシリーズ総合4位、プロアマクラス2位でチェッカーを受けました。




決勝結果(出走16台/完走13台)

1:268 GAMA RACING(エヴァン・チェン/クリス・ヴァン・デル・ドリフト)

2:263 FFF RACING TEAM(笠井崇志/ユソ・プハッカ)

3(Pro/Am 1位):266 VSR(アレックス・アウ/根本悠生)

4(Pro/Am 2位):238 HOJUST RACING(アフィック・ヤジッド/落合俊之)

5(Pro/Am 3位):277 LEIPERT MOTORSPORT(フィリップ・カドゥーリー/ダン・ウェルズ)




落合俊之選手 レース2後インタビュー

編集部「お疲れ様でした。レース中0.7秒ほどペナルティを受けたのは、ピットストップ時間が短かったからでしょうか?」


落合「そうですね、明日(ワールドファイナル)のシミュレーションで『ギリでいくぞ!!』って最低ストップタイムから1秒以内で出ることを目指して行ったんですが・・・0.3秒くらい早く出てしまい、0.7秒加算ペナルティをもらった感じです」


編集部「交代してからの落合さんペースはアマチュアとしてはかなり速いペースだったと思います。」


落合「僕はタイムだけ見てたので『アレは遅いな』と思いました。


僕が乗って4周後には根本君が追いついてくるよーって無線もきて『4周で来るならもう・・・勝ち目はないな』とも思って。


でも根本君が44秒台で来てたらなんとかなるかな?と思ったりもしたけれど・・・ラジオでも「根本君が何秒で走ってる」とか言わなくなったのでこれはもうダメなんだろうなと。


意外と後ろに姿が見えてから2周も3周も掛かってたから「そんなにタイム差ないのかな?」と思って頑張ろうとしたんですが、ボスからの指令で「明日のために車を温存しよう」と。


なので、この車の状態で何秒出せるのかな?と思ってラストラップだけ頑張ってみて、この車の雰囲気や感覚をつかんだのでワールドファイナルの予選は頑張れるかなと思います。


明日からが本番なので気合い入れます!!


ALL Text & Photo by RacingDiary



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