元ミナルディのチーフメカとレーサーの息子によるGDL Racing【海外レーシングチーム紹介シリーズ】

”海外のレーシングチームを身近に感じることが出来たら、海外レースをもっと楽しめるはず!!”


ということでこれまで日本の媒体ではあまりピックアップされなかった海外のGTレースに参戦しているレーシングチームの歴史やバックボーンを紹介する【海外レーシングチーム紹介シリーズ】。


6回目となる今回はランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアやポルシェ・カレラ・カップ・イタリアに参戦するGDL Racingです。




GDL Racingとは?

GDL Racingはミナルディ F1チームで10年間チーフメカニックを務めたルイージ・デ・ロレンツィとルイージの息子でプロドライバーのジャンルカ・デ・ロレンツィが設立したレーシングチームです。


イタリア人親子によるチームではありますが、エントラントライセンスの国籍は”サンマリノ共和国”となっています。


GDL RacingのGDLとはオーナーであるジャンルカ・デ・ロレンツィ/Gianluca De Lorenziのイニシャル。


1991年にイタリアF3選手権で四輪デビューを果たしたジャンルカ・デ・ロレンツィはフォーミュラカーレースでは芽が出ず、1996年にツーリングカーに転向。


2000年にはヨーロッパ・ツーリングカー選手権にアルファロメオ156で参戦、3度の表彰台に乗り、ランキング7位を獲得。


そして2001年、彼はヨーロッパ・ツーリングカー選手権への参戦を継続するために父ルイージとGDL Racingを結成しました。


チーム結成初年度となった2001年シーズン、オーナー兼ドライバーとなったジャンルカ・デ・ロレンツィがヨーロッパ・ツーリングカー選手権2度のポディウムに乗り、2000年に引き続きランキング7位を獲得。


以降、GTオープンやスパ24時間レースなどのGT3カテゴリーのレースやポルシェ・カレラ・カップ・イタリアなどのGTレースに参戦を続けています。


現在はジャンルカ・デ・ロレンツィ自らステアリングを握ることは少なくはなりましたが、アマチュアドライバーを中心に、ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアで合計3台も走らせるなど、チームオーナーとしてチームを率いています。




2019年

2019年のランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアではプロアマクラスに1台、アマクラスに1台、LC(ランボルギーニ・カップ)クラスに1台の計3台で参戦。


中でもプロアマクラスに参戦中の47号車は毎ラウンドコンスタントに二桁ポイントを獲得し、プロアマクラスのポイントランキングで4位につけています。


47号車はリチャード・マスカット選手とジェントルマンドライバーのダニエル・ジョン・スタッタード選手のオーストラリア人コンビ。


リチャード・マスカット選手は2019年、ランボルギーニ・ヤング・ドライバー・プログラムに選出された27歳。


これまでのレースキャリアは全てオーストラリア国内レースばかりだったが、ランボルギーニ・ヤング・ドライバー・プログラムをきっかけに活動の幅を広げられるか期待だ。





まとめ

今回はランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアで3台もエントリーしているGDL Racingをご紹介しました。


3台走らせているとはいえ、今年はGT3でのレースを行なっていない中で、ジャンルカ・デ・ロレンツィの地元イタリアでも決して有名なレーシングチームではないかもしれません。


しかし、元ミナルディのチーフメカの父とレーサーの息子が作ったレーシングチームって面白いじゃないか!!と思い取り上げました。


10月末にスペイン・ヘレスで開催されるランボルギーニ・スーパートロフェオ・ワールドファイナル(世界一決定戦)ではどのような結果を残すのか、楽しみです。




ALL Text & Photo by RacingDiary




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